【競馬】2024年に産駒がデビューする種牡馬まとめ ダート馬ルヴァンスレーヴが種付け数トップ
種付け数トップ3のうち2頭がダート種牡馬
【表 種付け数上位馬の種付け料】 ルヴァンスレーヴ 150万円(受胎確認後) 223頭 ゴールドドリーム 100万円(受胎確認後) 212頭 サートゥルナーリア 600万円(受胎確認後) 205頭 ミスターメロディ 100万円(受胎確認後) 174頭 モズアスコット 200万円(受胎確認後) 167頭 ナダル 400万円(受胎確認後) 150頭 フォーウィールドライブ 100万円(受胎条件)、150万円(出生条件) 139頭 タワーオブロンドン 150万円(出生条件) 134頭 ノーブルミッション 150万円(後払受胎後支払) 128頭 アドマイヤマーズ 300万円(受胎確認後) 115頭 今年の新種牡馬で種付け頭数トップはルヴァンスレーヴの223頭。150万円という価格帯も後押ししたとは言え、現役時代に芝を一度も走っていない馬がこれだけの繁殖牝馬を集めたことは、時代の移り変わりを感じさせる。種付け数2位のゴールドドリームと切磋琢磨して、新時代を築き上げてほしい。 新種牡馬の種付け数3位はサートゥルナーリア。こちらは種付け料が600万円で、翌年には700万、翌々年には800万と増額中だ。ロードカナロアの後継種牡馬としての需要であることを考えれば、初年度から大物が求められる。初年度からアーモンドアイ、ダノンスマッシュを輩出した父に続けるか。 そしてミスターメロディ、モズアスコット、ナダル、フォーウィールドライブ、タワーオブロンドン、ノーブルミッションと続く外国血統馬たちは、どの馬も新しいトレンドとなり得る素質を感じさせる。冒頭で紹介したシニスターミニスターは初年度の種付け数が56頭。7年目で100頭の大台に乗っている。第二の、もしくは芝のシニスターミニスターとなるならば、スタート地点から2倍3倍のチャンスを得ていることになる。ここから抜け出して一気に人気種牡馬となる馬が出てきても、何ら不思議はない。 ライタープロフィール 緒方きしん 競馬ライター。1990年生まれ、札幌育ち。家族の影響で、物心つく前から毎週末の競馬を楽しみに過ごす日々を送る。2016年に新しい競馬のWEBメディア「ウマフリ」を設立し、馬券だけではない競馬の楽しみ方をサイトで提案している。好きな馬はレオダーバン、スペシャルウィーク、エアグルーヴ、ダイワスカーレット。
緒方きしん