【競馬】2024年に産駒がデビューする種牡馬まとめ ダート馬ルヴァンスレーヴが種付け数トップ
芝路線はサンデーの血を持つ種牡馬の争いが激化
対する芝路線は、皐月賞馬サートゥルナーリアが圧倒的な人気を集めた。父ロードカナロア、母シーザリオという国内有数の良血馬。半兄エピファネイア(父シンボリクリスエス)はデアリングタクト、エフフォーリアらを輩出した大人気種牡馬で、半兄リオンディーズ(父キングカメハメハ)も4頭の重賞馬を送り出している。サートゥルナーリア自身も、現役時代にはデビュー4連勝でホープフルSと皐月賞を制覇した実力派。ダービーこそロジャーバローズの4着となったが、夏を越して神戸新聞杯1着、有馬記念2着などの実績も積んで最優秀3歳牡馬に選出されている。 サートゥルナーリアは初年度に205頭に種付けし、142頭が血統登録された。同産駒はノーザンF生産馬も多く、サンデーサイレンスの4×3となるディープインパクト牝馬との配合が多い。桜花賞馬ハープスター、桜花賞2着馬クルミナル、ラキシスの全妹フローレスマジック、ミッキークイーンの全姉インナーアージ、エアグルーヴの血が流れるサトノユリアなどが該当する。 サートゥルナーリアは母系にサンデーサイレンスが入っているが、今年はサンデーサイレンス直仔の種牡馬たちの後継も多数デビューする。こちらはサンデーの血が濃いことからやや配合が難しい面もあるが、それでも父系として血を残すための戦いが繰り広げられる。ディープインパクト産駒フィエールマンは、血統の良さや長距離GⅠを3勝したスタミナを買われて107頭に種付け。ノーザンF生産馬も多く、配合相手にはコロナシオン(母はブエナビスタ)、サンタフェチーフ(サリオスやサラキアの伯母)、ピースエンブレム(ブラックエンブレムの全妹)など良血馬が並ぶ。 ステイゴールド産駒のウインブライトは93頭に種付け。こちらは香港でGⅠを制したところも父を彷彿とさせ、大物を出してくれそうな雰囲気を感じているファンも多いだろう。初年度からコスモチェーロ(ウインマリリンの母)やコスモベル(オーシャンSで2着)など、コスモヴューFやビッグレッドFの有力繁殖を集めている。その他、マイル種牡馬ダイワメジャーの後継として期待が集まるのはアドマイヤマーズ。2、3歳で国内外のマイルGⅠを3勝した実力を武器に115頭に種付けした。レディスキッパー(祖母がウインドインハーヘア)やロッテンマイヤー(祖母がビワハイジ)、カリンバ(祖母がマンデラ)といったノーザンFの良血牝馬との配合も多い。