【ゴジラ-1.0】山崎貴監督が語る アカデミー賞ノミネートを支えた“日本ならではのワザ”
■山崎監督「日本式なやり方でやってみたらノミネートまで行った」
続いて、山崎監督が見せてくれたのはゴジラの制作に使われたミニチュア。使用したのは主人公が生活する終戦直後の東京のシーンです。スタジオに組んだセットはごく一部ですが、ここに別撮りしたミニチュアの建物を周囲に合成し、奥行きのある街並みを再現していったといいます。山崎監督は「こういう細かい手仕事は日本人得意ですよね。多分アメリカでこれをミニチュアでやりましょうってなったらこの倍サイズ。ミニチュアはまだまだアドバンテージがある」と話しました。 様々な表現の創意工夫で世界を魅了した新時代のゴジラ。山崎監督は「非常に日本式なやり方でやってみたらノミネートまで行ったぜっていうのは、ラッキーパンチだなって思うんですけど、ラッキーパンチが当たるときもある。環境とかのせいじゃなくて、もしかしたらたどり着けることもあるかもしれない。次の世代のいい刺激になるんじゃないかなっていうふうに思います」と語りました。 (2月7日OA『news zero』より)