赤旗続出!? サバイバルな最後の鈴鹿4時間耐久レースの結果とは? レーシングライダー大久保光のレースレポート
赤旗続出のサバイバルなレース展開
決勝のスタートライダーは、中村選手が担当。しかしスタート直後にコース上にオイル撒かれるアクシデントがあり、それにより後続者が多重クラッシュ。すぐに赤旗が出て、一時中断となりました。 そして結局1時間ほどレースは中断となり、残り3時間の所でレース再開となりましたが、そのまますぐに大きなアクシデントがあり、セーフティーカーが介入。 ほとんどレーシングスピードで走ることなく、中村選手から私にライダー交代となりました。
チームの作戦としては、なるべく私がメインで走るという方向性で、1回のスティントの時間は1時間15分の予定。 他のチームよりも早めにピットインをしたので、ライダー交代時点で順位を落とすことになりましたが、そこからしっかりと追い上げることに成功し、無事に1スティントを終えてピットイン。 再度中村選手にライダーチェンジをしましたが、レースの残り時間を考えて10分後に再び走るようにと指示を受けたので、急いでトイレと栄養補給をして再度コースインすることとなりました。 その後は、そのままチェッカーまで走り切る予定だったので、あとはひたすら自分のペースでアベレージタイムを刻んでいき、2位としっかりと差をつけてチェッカー。最後の鈴鹿4時間耐久レースを優勝という形で終えることができました。
チームとしては、レースウィークは色々とハプニングがありましたが、レースが始まった後は大きなトラブルもなくしっかりと走り切ることができました。 これもチームの皆様、ペアライダーの中村選手のおかげです。本当にありがとうございました。 この経験をしっかり来年の世界耐久選手権に活かしていきたいと思います。
大久保光