夫婦間で「察してちゃん」はNG？（画像はイメージ）

　「ちょっと喉が痛い」「なんか体がダルい」など、軽い体調不良でも報告してくる家族に対して、なぜか「うざったい」と感じる人が多いようだ。本来なら助け合うはずの家族だが、なぜウザいと感じる状況になるのだろうか。 ●夫の体調不良アピールに怒りが湧く妻続出！ 　家族内でも親子間なら体調不良を心配する人がほとんどだが、問題は夫婦間。特に「夫が体調悪いアピールしてきて困る」と感じる妻の声がネット上には多数あがっている。 　妻側としては「体調が悪いから何なの？」と思うシチュエーションが多いようで、「体調が悪いから今日は子どもの送迎を代わって欲しいって言ってくるなら分かるけど、体調悪いってだけ言われても困る」「こっちが汲み取って、『じゃあ今日は休みなよ』って言ってあげなきゃいけないってこと？」などウンザリしてしまうという声が。夫婦間で“察して気遣う”といったシチュエーションはむしろ不満が湧きやすいようだ。 　また「熱が出たなら分かるけど、軽い風邪気味程度でアピールが凄い」「軽い体調不良なら誰でもあるし、こっちも我慢して家事育児してるんだけど」などの意見もあるように、体調不良の症状があまりにも軽すぎるというのも怒りの原因としてありそう。「普段手伝わないくせに、体調不良アピールで優しくしてもらえると思うな！」といった声も上がっているところを見ると、夫婦間での家事育児への意識の違いも根底にはあるのかもしれない。 　一方で、体調不良アピールをする側からは「一応共有のつもりで言ってるんだけどな」「うつっても困るし、悪化してから言うより軽い時に言っておいたほうがよくない？」という声が。むしろ、家族間だからこそ知らせておいた方が良いと考えているようだ。 　ここで大切なのが伝え方で、「構って欲しい感じで言わなければ許せる」「心配してほしい感じを出さないでほしい」「体調不良だから何ができないのか、普段通りでOKなのか、はっきり言って欲しい」などの意見が上がっていた。アピールではなく共有になるように伝える努力が大切なのかもしれない。（フリーライター・井原亘） ■Profile 井原亘 元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている