新大関の大の里が初日から2連勝 2戦2勝の王鵬との合口の良さ継続
<大相撲九州場所>◇2日目◇11日◇福岡国際センター 新大関の大の里(24=二所ノ関)が、初日から2連勝を飾った。取組前まで2戦2勝の東前頭筆頭王鵬を、3度目の顔合わせでも破り、合口の良さを継続させた格好となった。 前日10日の初日は、西前頭筆頭の平戸海に辛くも白星を挙げた。立ち合いからもろ差しを許し、ズルズルと後退。土俵際の突き落としで逆転していた。前日の取組後は「先場所も初日にヒヤヒヤしたけど、今場所もそういう相撲になってしまった。初日の入り方が課題」と反省しきり。ただ、先場所も初日こそ辛勝だったが、その後は徐々に内容も伴って無傷の11連勝を飾り、2度目の優勝につなげた。初日に勝ちきったことが、良い流れに導いていた。 3日目は今場所初の結びの一番で、今場所最初の三役との取組となる、小結正代との顔合わせに決まった。ご当所九州、熊本県出身の相撲巧者で大関経験者が相手。06年夏場所の白鵬以来、18年ぶりの新大関優勝を目指す中で、連勝の勢いを継続できるか-。今場所の流れを占う一番となる可能性は十分だ。