指名あいさつを受け笑みを浮かべる嶋村

　阪神から育成２位指名を受けた嶋村麟士朗捕手（２１）＝四国ＩＬｐ・高知＝が３日、高知市内で宮脇編成ディレクター、畑山統括スカウト、山本担当スカウトから指名あいさつを受けた。地元である高知の英雄・坂本龍馬の師である勝海舟の幼名（麟太郎）が、名前の由来。知恵と交渉力で時代を切り開いた偉人同様に、積極的なコミュニケーションで支配下への道を切り開く。 【写真】育成ドラ１工藤は阿波踊りを披露　鍛えられた足腰 　「今年も投手によって声かけとか性格をみて変えていったりしていた。目配り、気配りじゃないですけど。阪神に入ってもやっていきたい」 　投手の力を最大限に生かすために、女房役としてしぐさや癖を知ることは重要だ。仲間から信頼を得るためにもこれまで培った能力を発揮する。 　高校、独立の先輩である藤川新監督の下でスタートさせるプロの世界。「１日１秒でも早く支配下登録を目指す」。強い決意を胸に大舞台に飛び込む。 　【嶋村麟士朗（しまむら　りんしろう）アラカルト】 　◆生まれ　２００３年７月１３日。高知県高知市出身 　◆家族構成　両親、妹 　◆サイズ　身長１７７センチ、体重９０キロ 　◆投打　右投げ左打ち 　◆球歴　小４から潮江東スポーツ少年団で野球を始め、高知商から福井工大へ進学も、中退して２２年８月に四国ＩＬｐ・高知に入団。昨年は捕手でベストナインに選出。今年は６１試合で打率・３５０、５本塁打、４１打点で指名打者としてベストナイン 　◆遠投　１１０メートル 　◆好きな食べ物　寿司。丼もの 　◆好きな芸能人　千鳥 　◆ペット　甲斐犬（名前はコロン） 　◆趣味　温泉、サウナ、筋トレ