長野の高校生、高雄の高校を訪問 交流通じて互いの理解深める/台湾
(高雄中央社)長野県の高校生や教員24人が4日から5日にかけて南部・高雄市の市立高校3校を訪れ、現地の生徒や教員と文化交流を行った。台日双方の生徒が一緒に授業を受けた他、台湾のお菓子作り体験などを通して互いの文化への理解を深めた。 同市政府教育局によると、交流は前鎮高、福誠高、小港高で行われた他、3校の生徒17人がホストファミリーとして長野県の生徒を受け入れた。同局は、長野県の生徒が台湾の生活を体験し、台湾南部の情熱やおもてなしの心を感じてもらったとしている。 前鎮高では、長野県の生徒が数学の授業に参加。授業には折り紙が取り入れられ、双方の生徒は楽しい雰囲気の中で関連の知識を学ぶとともに想像力を育んだ。 同校の蘇清山校長は、互いの文化を教え合い、世界の友人をつくることができたと成果を述べた。また、今回の取り組みは両国の生徒間の友情や交流を促進し、台湾と日本の学校の文化交流協力で固い基礎を築いたとの見方を示した。 高雄市政府教育局と長野県教育委員会は教育交流協力に関する覚書を結んでおり、これまでにも双方で生徒の交流が行われてきた。 (張已廉/編集:田中宏樹)