年末年始の出国ラッシュ、福岡空港で本格スタート…62歳会社員「ヒマラヤ山脈越しの初日の出楽しみ」
年末年始を海外で過ごす人たちの出国ラッシュが28日、本格的に始まった。九州の空の玄関口・福岡空港(福岡市)の国際線ターミナルビルは、スーツケースを手にした家族連れや若者らで混み合った。 【写真】大きな荷物を持った帰省客らで混雑するJR博多駅の新幹線改札口
福岡空港を運営する「福岡国際空港」によると、年末年始(27日~来年1月5日)に同空港から約21万7700人が出入国し、前年比で約1割増える見込みという。主な渡航先は韓国や台湾、香港、シンガポールなどとなっている。
妻とネパールで新年を迎えるという福岡県篠栗町の会社員(62)は「ヒマラヤ山脈越しに初日の出を見るのが楽しみ」と話していた。
JR博多駅で「足止め」
一方、JR博多駅(福岡市)では、28日朝に山陽新幹線沿線で発生した火災の影響で一時、一部の列車に遅れが生じ、足止めされた帰省客らで混雑した。JR西日本によると、東京―博多駅間の新幹線「のぞみ」は終日、ほぼ満席だった。Uターンは1月4日にピークを迎える見通しだ。