あなた本当に新人……!? 今年も国内外で驚異の逸材あらわる|読者が選ぶ2023年ベストルーキー
■ベストルーキー次点:リアム・ローソン(スーパーフォーミュラ/F1)
ルーキーとしてスーパーフォーミュラとF1の両方でインパクトを残したのが、レッドブル育成ドライバーのローソンだ。ローソンはチャンピオンチームのTEAM MUGENから2023年のスーパーフォーミュラに参戦すると、開幕戦でデビューウインを記録して衝撃を与えた。その後も3勝を記録して最終戦までタイトル争いに残り、宮田莉朋に敗れはしたもののランキング2位でシーズンを終えた。また、アルファタウリのダニエル・リカルドが負傷したことにより代役としてF1デビューを果たし、出場した5戦で安定したパフォーマンスを披露。シンガポールGPでは9位入賞も記録した。2024年のF1レギュラーシート獲得はならなかったが、引き続きレッドブル育成に所属する。
■読者が選ぶ2023ベストルーキー:オスカー・ピアストリ(F1)
後半戦に大きくパフォーマンスを上げたマクラーレンに乗り、F1ファンに強烈な印象を与えたピアストリが最も多くの得票を集めた。FIA F3、FIA F2では共に1年目でチャンピオンとなり、鳴物入りでF1デビューを果たしたピアストリは、前半戦こそマクラーレンのパフォーマンス不足もあってさほど目立っていなかったが、中盤戦から後半戦にかけてのアップデートにより上位の常連に。日本GPでは3位、カタールGPではF1スプリントを制して決勝レースでも2位に入るなど、チームメイトのランド・ノリスにも引けを取らない走りを随所で見せた。また、新人らしからぬクールで落ち着いた言動も注目を集めている。