マクラーレンF1、没後30年のアイルトン・セナに捧げる特別カラーリングを公開。黄・緑・青のマシンがモナコ駆ける
F1モナコGPが今週末開催されるが、マクラーレンはここで故アイルトン・セナにインスパイアされた特別カラーリングのマシンで臨むことを発表した。 【ギャラリー】アイルトン・セナ、音速で駆け抜けた34年の生涯 1994年にイモラで事故死したセナは、今年で没後30年を迎えた。先日行なわれたエミリア・ロマーニャGPは、彼の没後30年を振り返る重要な瞬間となり、セバスチャン・ベッテルによる追悼のデモランもが行なわれた。 そしてセナが所属していたマクラーレンは、彼が多数の勝利を挙げてきたモナコGPで彼にインスパイアされた特別カラーリングのマシンで臨むことを発表した。 マクラーレンのスポンサーOKXとセナ・ブランドのコラボレーションによって実現した今回の特別カラーリングは、セナの象徴的なヘルメットカラーだった黄色と緑、青色によって彩られている。カラーリングにはセナの家族もそのプロセスの全ての段階で関与しており、全面的に支持されている。 マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、この特別カラーリングについて次のように述べた。 「このマクラーレンのカラーリングを通じて、アイルトン・セナの傑出した人生とレースの遺産を認識し祝福できることを誇りに思う」 「セナはF1における最も偉大なアイコンとして、マクラーレンで最も偉大なドライバーとして尊敬を集めている」 「そのレース上の記録だけではなく、チーム内での存在感や遺産など、彼がマクラーレンに与えた影響は非常に大きい。だからこそ、彼の最も成功したサーキットで、彼の青と黄、緑のカラーリングでレースをすることができて光栄だ」 セナはマクラーレンにおいて最も成功したドライバーとなっており、彼の41勝中35勝はマクラーレンで挙げたものだ。在籍中には3度F1チャンピオンに輝き、4度のコンストラクターズタイトル獲得にも貢献した。 またマクラーレンはF1マシンのカラーリングだけではなく、ドライバーもセナカラーのレーシングスーツを着用するという。 そしてマクラーレン・オートモティブも、F1マシン同様の特別カラーリングのロードカー、マクラーレン・セナのワンオフバージョンも公開している。
Jonathan Noble