本当に忙しいときこそ小休止でリフレッシュ。1分でできる「マイクロブレイク」のススメ
仕事の合間に休憩をとることの重要性が、多くのビジネスパーソンに認識されるようになりました。 でも、あまりに忙しいときや、締め切りが迫っているときなどは、休憩をとることさえもったいないと思いますよね。 そんなときにおすすめしたいのが「マイクロブレイク」。たったの数十秒~数分の超短時間休憩で、最低限の休息効果を得られる、というものです。
たった1秒間のマイクロブレイクもある
本来、マイクロブレイクとは5~10分程度の休憩を意味します。有名なポモドーロテクニックの5分休憩も、マイクロブレイクの1種です。 ですが、今回紹介したいのは、それよりも短いもの。 究極の方法では、1秒~数秒というマイクロブレイクがあり、それより長めのバージョンも含め、マイクロブレイクといってもいろいろ。ここでは、筆者が実践するものをメインに取り上げます。 2022年に刊行された『テック・ストレスから身を守る方法』(青春出版社)には、「1秒間マイクロブレイク」という項目があります。 これはエクセルデータの1列を入力したあとなど、簡単な作業を完了するたびにとる休憩です。 具体的には、キーボードから手を離し膝の上に置く、深呼吸をする、肩や首を素早く回すといった、座ったままできる数秒以内の休憩をさします。 個人的には、これは好んではしていません。「エクセルの1列を入力したらマイクロブレイクをするぞ」と、タスクとして予定しておくのは、ちょっとした負担であるし、何よりもせわしない気がしていけません。 そもそも、こういった行動は、誰でも無意識のうちにしているのでは、とも思いますし。
1分間のストレッチでもほど良い休憩に
同書には、それよりも長い「1分間のストレッチブレイク」というのもあります。こちらは1分前後の簡単なストレッチを、1時間のうちに何度か行なうというもの。 頭上に大きく手を伸ばす、両手を背中に当て胸を張ると言った、座ったままできる簡単なストレッチです。 それとは別項目で、「立ち上がって動き回る」という数分間の休憩も推奨されています。 どちらも多忙な業務の合間を縫って行なう休憩としては、優れたものだと思います。 「1分間のストレッチブレイク」は座位姿勢が前提ですが、その場で立って伸びをするなど、座り姿勢からの解放を兼ねるストレッチがベターだと考えます。 「立ち上がって動き回る」は、フリーランスになる前の会社員時代は、よく行なっていました。 階段で1階まで降り、隣のビルの自動販売機で缶コーヒーを買って、また階段で戻るというものです。 天気がいい日は数分という範囲を超えてしまい、「鈴木は、一体どこで何をしているんだ」と、つつかれたこともありますが…。時間が許せば、外の空気を吸うのはおすすめ。 フリーランスとなって在宅で仕事をしている今は、デスクから立ち上がって台所に行き、にんにくの皮をむくといった形で続けています。 リモートワーカーなら、意識してこういったマイクロブレイクをとりましょう。