THE ALFEE 50周年特番放送! 結成の地・明治学院大学で語られた50年の秘話とは?
その時、「ハンドマイクで歌うのはおかしい」と思っていた高見沢。ところが、今度は桜井に悲劇が起こったと明かす。「桜井はボーカルでギターを弾いたことがないのに、『君はギターを弾きなさい』と言われてギターになってしまったんです。弾けないから弾きまねをするんだけど、それがすごくうまいの! 元祖エアギター」と高見沢が言うと、3人とも爆笑。その時のことについて桜井は「変なデビューをしちゃったから『これじゃダメだね』と、自分たちで気が付いた」と苦笑した。 また、50年続いた理由について高見沢は「そういう経験もありましたし、あとは、高校、大学を通じての仲間であったから続いたというのもあると思います」とコメント。今回、さまざまな人たちが、3人の人柄は、デビューした前と後で変わらないと証言。3人の性格的なことも、グループを続けることができた要因になっているようだ。THE ALFEEには「俺が、俺が!」と前に出る人がいないそうで、リードボーカルもみんなやりたがらず、「どうぞ、どうぞ」と譲り合うと言う。 坂崎は「あんまりいないでしょ、そういうバンド。実は、この業界に向いてないのかもしれない」と謙虚に笑う。3人でオーディションをして、だれがこの楽曲に合うかと決めていたこともあるそうだが、高見沢は「面倒くさいから(笑)。最近は多数決で『桜井がいい人』とか聞いて『はい!』と手を挙げると、2(高見沢&坂崎)対1(桜井)になる」と、桜井がボーカルになっている理由を明らかにした。坂崎が「民主主義ですから」と言うと、桜井は、「これでやってきています」とうなずいていた。 次に、2014年に「名誉卒業式」に参加して以来、10年ぶりに訪れたという、青春の思い出が詰まっている明治学院大学に来てよみがえった記憶を問われ、桜井が「チャペルに来ると“明学”に来たなと思いますよね」と、チャペルで行われていた礼拝のことを語る。「聖書と賛美歌の本を持ってチャペルに集まって、聖書の『マタイによる福音書』を読んで、賛美歌を歌って終わるんですよ。週に2回ここに来ていたし、昼休みになると先生がパイプオルガンを弾いてくれたので、それを時々聴きに来ていましたね」と桜井が懐古すると、高見沢と坂崎も「やはり懐かしいですよね」としみじみ。高見沢が「校舎は新しくなっちゃったけど、中のイメージは通っていた頃とそんなに変わっていないから不思議な感覚」と言うと、桜井が「校舎奇麗だよね。俺たちの頃は汚かったよ。男子校だったから。今は共学なんですよね」と言って、うらやましがる場面も。また、高見沢が加入する前に結成していた「コンフィデンス」が、近隣の大学で文化祭に参加して白金界隈の人気を集めていた時のエピソードも飛び出した。