下痢のときに避けるべき食べ物は?専門家が解説
下痢のときに食べるべきでないもの
便が正常に戻ることを望んでいるなら、以下の食品は胃の不調を引き起こしやすいため避けるべき。 1. ナッツとシード ガニョンいわく、ナッツやシード(アーモンド、クルミ、フラックスシード、チアシード、ヘンプシードなど)には不溶性食物繊維と腸の筋肉を弛緩させるマグネシウムが豊富。そのため、ナッツやシードを食べると体の中を素早く通り抜けてしまい、下痢の症状を悪化させる可能性がある。 2. サラダ 下痢のときのサラダはまさに災いのもと。ガニョンによると、生野菜には不溶性食物繊維の含有量が多いため、消化器の内壁を刺激してしまうとか。代わりに、柔らかく火を通した野菜(人参、さやいんげん豆、ほうれん草など)を食べるようにしよう。あなたの胃が、きっと喜ぶはずだから。 3. コーヒー ガニョンいわく、コーヒーは消化器を刺激するため、下痢のときは飲むのを避けるべき。「さらにカフェインは利尿作用があるため、尿の生成量を増加させます。そこに下痢の症状まで加わると、脱水症状を起こすリスクが高まります」とガニョン。 少なくとも下痢が治るまではコーヒをやめておき、代わりに胃を落ち着かせる作用のある緑茶やジンジャーティー、ペパーミントティーを飲むようにしよう。 4. 豆類 豆類(大豆、レンズ豆、ひよこ豆など)には食物繊維が1カップあたり15gも含まれているため、下痢の間は避けたほういいそう。また、ラフィノースという胃や小腸で消化吸収されない糖質も含んでいるため、ガスを発生させることがある。
医師の診察が必要なケースとは?
米メイヨークリニックによると、下痢の症状が2日以上続き、一向に改善がみられない場合は医師の診察を受ける必要がある。また、ひどい腹痛や肛門痛があったり、黒色便や血便が出ていたり、38度以上の発熱を伴う場合、水分をとるのも困難な状態にある場合にも、医療機関を受診する必要があるとのこと。 ※この記事は、診断の代わりとなるものではありません。症状について不安がある場合には、必ず医師または資格を有する医療従事者の助言を仰いでください。 ※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。