二松学舎大付が決勝へ 帝京をコールドで降す 高校野球秋季東京大会
高校野球の秋季東京大会は3日、スリーボンドスタジアム八王子で準決勝があり、二松学舎大付が帝京を7―0の八回コールドで降し、準優勝した2022年以来、2年ぶりの決勝進出を決めた。 7日に神宮球場で行われる決勝は、早稲田実と対戦する。 秋季大会の結果は、来春の選抜大会の出場校を選考する際の資料となる。関東・東京地区の一般選考枠は6。【角田直哉】 ◇二松学舎大付・河内紬(つなで)投手 <先発で八回途中まで投げて無失点> 初回の立ち上がりがいつも悪かったので、そこを集中してできたことが良かった。いつも及川(翔伍投手)に悪い状態で(バトンを)渡してしまうので、今日は少しでも楽に渡せたらなと。自分一人で完投するのではなく、後ろにも(仲間が)いるんだという気持ちで投げた。今日は本来のピッチングで100点。チェンジアップがよかった。 <走者を背負っても持ちこたえられたのは> (満塁のピンチを背負った五回は仲間が)「攻める気持ちを持て」って言ってくれて、自分もそうだなって気づくことができた。攻める気持ちで投げられたというところが、踏ん張れた理由だと思います。 <途中からは投球テンポを上げてリズムを変えた> 自分はテンポで乗っていくピッチャーだと分かっている。自分の本来のピッチングを取り戻すために、意識してテンポを速くするなどしている。自分は一人で完投しようというより、一イニングを大事に。一つのイニングをしっかり3人で仕留めて、そのイニングに集中するという気持ちで投げています。