【楽天】ドラ1古謝樹プロ初勝利「うれしいのひと言」球団初交流戦4カード連続勝ち越し導く
<日本生命セ・パ交流戦:中日2-7楽天>◇8日◇バンテリンドーム 楽天ドラフト1位の古謝樹投手(22)が、プロ初勝利を挙げた。「いやもう、うれしいのひと言です」とプロ2度目の先発で6回88球、9安打2失点と力投。チームは今季最長の5連勝、球団初の交流戦開幕から4カード連続勝ち越しで、交流戦首位をキープした。 【写真】勝利球を手にポーズを決める楽天ドラ1古謝樹 立ち上がりは苦しんだ。初回2死から中日打線につかまる。3番福永に2ボールから146キロ外角直球を右中間席に運ばれ、先制ソロを被弾。なおも二塁からカリステに右前へのポテンヒットで追加点を許した。初回から30球を要する不安定な試合序盤だった。 だが、2回に味方打線が小郷の満塁弾など一挙6得点で逆転し、息を吹き返した。同回以降は3回を除いて走者を出しながらも粘って無失点。5回1死一、二塁では、カリステをツーシームで注文どおりの遊ゴロ併殺に打ち取り、渾身(こんしん)のガッツポーズを決めた。7回以降はリリーフ陣が無失点リレーで援護した。 待望のプロ初勝利を手にした古謝は「やっとプロでの1歩っていうか、始まったかなっていう感じはするんで、この1勝に満足することなく、これからもひたむきに頑張っていこうかなと思っています」と力を込めた。 ▼小郷がプロ入り初の満塁本塁打。この1発がプロ野球通算2500本目の満塁本塁打となった。満塁1号は36年9月23日岩田(名古屋)で、500号が69年9月21日アルトマン(ロッテ)1000号が84年7月4日谷(近鉄)1500号が98年4月10日ウィルソン(日本ハム)2000号が09年6月8日北川(横浜)。2000号も同じ「6月8日」で、ちょうど15年かけて500本上乗せした。 ▽楽天今江監督(初勝利の古謝に)「もっともっと一皮も二皮もむけて球界を背負っていくような選手になってもらいたい」