「公文」で約75万人分の個人情報流出 学習者のテスト点数や指導者の口座情報も 委託先がランサムウェア感染で
京都市の情報処理サービス会社「イセトー」のサーバーがランサムウェアに感染したことをめぐり、公文教育研究会は20日、個人情報約75万人分の流出を確認したと発表しました。 公文教育研究会によりますと、流出したのは2023年2月時点で算数・数学、英語、国語を学習していた会員72万4998人の氏名や学年、入会年月などの情報のほか、「認定テスト」の受験資格を満たした会員7万1446人分の情報などで、重複をのぞくと合計75万7195人の個人情報の流出が確認されたということです。 流出した情報の中には、一部の認定テストのスコアや合格情報、指導者の口座情報も含まれているといいます。 公文では今後、9月中旬をめどに対象者に書面で連絡するとしていて、再発防止に向けては個人情報の適切な管理を最優先課題として取り組み、イセトーとの取引の見直しを検討するとしています。 イセトーからの情報流出をめぐっては、農業用機械大手・「クボタ」の関連企業の顧客氏名や住所など約6万件以上の漏洩が明らかになっているほか、自治体の個人情報の流出も確認されています。
ABCテレビ