「かけていられなかった」大勢が表彰式後に銀メダル首から外した「自分が欲しかったメダルの色でもない。悔しさが込み上げてきた」
◆ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 ファイナル▽決勝 日本0―4台湾(24日・東京ドーム) 世界一まであと一歩だった。大勢は表彰式が終わると、首にかかった銀のメダルを外した。「自分が欲しかったメダルの色でもないので、かけていることに悔しさが込み上げてきて。取ったというより、かけていられなかった」と明かした。 今大会は4試合に登板し、2セーブで防御率0・00。0―4の9回に登板し、最速156キロを計測し、2三振を奪うなど1回1安打無失点だった。好投を続けたが、望んだ結果には至らなかった。昨年3月のWBCでは世界一を経験したが「国際試合で負けてどこかの国が優勝するのは、見る側は初めてだった。当事者として本当に悔しかった」と険しい表情で話した。 26年にはWBCが行われる。「また成長した姿で挑んで、国際試合の悔しさを晴らしたい。そのためにもオフにしっかり取り組んで、来季ジャイアンツで活躍して、また選んでもらえるように頑張りたい」。代表で味わった悔しさを、次の代表でぶつける。
報知新聞社