春日潤也さんが共同運営する「B.S.K.K」のゆる~い魅力「いつ何をするかも気まぐれ、それが楽しい」
日本が世界に誇るパワースポット、出雲大社の程近く。目抜きの神門通りから外れた小道にレトロモダンな洋館が佇む。 ▶︎すべての写真を見る この「B.S.K.K」というショップを共同で運営するのが、オーシャンズでもお馴染みのモデル、春日潤也さん。築100年を超えるお医者さんの個人宅を改装した店舗には、いつも誰かしら人が集い、ひとつのコミュニティを感じさせる。 「周辺の店舗の人たちはよく顔を出しますし、いつの間にか人がいる。たまたまウチを見つけて以来、訪れるたびに来店してくれる観光客も」。
東京でモデル活動もしている春日さんを含めて、地元出身の4人による共同運営。 ZOZOTOWNで働き、同じく東京と往復する児玉敦洋さん、BMXライダーで自転車販売もしている石橋剛仁さん、代表で兄貴的存在の大坪厚志さん。意思決定はいつもこの4人で行っている。 「4人OKでないと物事は進めない。3対1はダメ。ルールといえば、それくらい。そのときの4人のやりたいことが逐一反映されています」。 また、B.S.K.Kで働いた人が卒業して取引先になることもあるそう。こうした人の出入りもまた、コミュニティの中心にある証拠といえるだろう。
振り返れば、古民家への移転も物件ありきだったそう。当初は民泊も視野に入れていたが、法制上NGに。 「ゴールを設定して逆算して動く、なんてしないのが、僕らのスタイル。緩いんです。 先日も、店から民家を一軒挟んだところに100坪の空き地が出たから、ひとまず買おうと。用途は決めてないのですが、芝生はとりあえず張りました(笑)」。
彼らから放たれる緩いムードこそB.S.K.Kの魅力。1階は、ランチにパスタなどを出すカフェ。2階は、オリジナル商品からセレクトのアパレルまでを販売。
最近、チアーズファクトリーというブルワリーも併設。いつ何をするかも気まぐれだ。
「来年何をしているか、自分たちでもわかりません(笑)。それが楽しみ。古民家も耐震補強していますが、いつガタが来るかわからない(笑)」。