ダカールラリー主催者、61歳のサインツSr.総合優勝に”脱帽”「ダカールが簡単に見えてしまう!」
ダカールラリー2024は、アウディのカルロス・サインツSr.が総合優勝。4つの異なるブランドで4度目の栄冠を勝ち取っただけでなく、自身が持つダカール最年長勝利記録を更新した点でも歴史的な1勝となった。 【動画】ダカールラリー2024:ステージ12ハイライト 61歳という年齢で偉業を成し遂げたサインツSr.に対する称賛は惜しみなく注がれており、ダカールラリーのディレクターであるダビド・カステラもその偉業を称えた。 「カルロス(サインツSr.)の勝利にはふたつの意味がある。ひとつ目は、60歳を超えた(4月で62歳)信じられないようなドライバーの勝利だ。ダカールでは年上の人が勝つのを見ると、誰もが簡単だと思ってしまう」 「だがカルロスの仕事はクレイジーであり、万全の準備がされたモノであり、彼は信じられないほどの意志を持っている」 「カルロスがどのように準備を進めているのかを見ることは、すべての若者の手本になると思うし、祖父として初めてダカールで優勝したのだからなおさらだ」 またカステラは、アウディが投入した電動車両がダカールラリーを制したことについてもポジティブな気持ちを隠さなかった。 「加えて、電気自動車が勝てるということ、そして3年という歳月を経て勝利を収めたことを嬉しく思っている。未来にとってもとても良いことだと思う」 サインツSr.はこの偉業が何を意味するかについて、次のように語った。 「このようなクルマで歴史に名を刻むことは、僕にとって大きな意味があるし、アウディにとっても嬉しいことなんだ」 「最後の挑戦で勝てたんだ。嬉しいよ。彼らの信頼に感謝しなければならない」 「とてつもなくハードだった。マシンがスペシャルなんだ。(昨年の)椎骨を2ヵ所骨折する怪我からのスタートだったけど、回復してここで優勝できて満足だ。アウディがこのレースで達成した新たな歴史の一部になれたことをとても嬉しく思うし、みんなに感謝している」