川中美幸「昭和、平成の名曲を令和に…」石原裕次郎さん墓前で誓う「ヒット曲を歌い継ぎます」
演歌歌手川中美幸(69)が27日、同じテイチクレコードに所属した石原裕次郎さん(87年に52歳で死去)の眠る横浜・大本山総持寺を訪れ、今年10月に再発売した2人のデュエットアルバム「めぐり逢い~ふたたび~」のヒット報告を行った。 【写真】手を合わせる川中美幸 今年が裕次郎さんの生誕90周年でテイチクも創立90周年。“ダブル90周年”を記念して、没後の裕次郎さんと川中がデュエットをして95年に発売したアルバムを29年ぶりに再発売した。 81年に裕次郎さんに会った43年前のことが今でも忘れられないという川中。裕次郎さんは「ふたり酒」が大ヒットした川中の手を握りながら「おめでとう。良かったね、歌が売れて」と激励した。「足が長くて本当にすてきで優しい人でした。裕次郎さんと関われたことが誇りです」。95年にアルバムを作った際のことも「裕次郎さんにふさわしい女性になろうと8キロダイエットをしたんです」と振り返った。 明日28日が裕次郎さんの誕生日。「コンサートで裕次郎さんの曲を歌う新コーナーをもうけました。お客さんにすごく喜んでもらえます。良い歌は必ず人の心に残るんですね。私が歌い継いでいることを裕次郎さんもきっと喜んでくれていると思います」としのんだ。 今年は「充実した1年でした。松竹新喜劇に初めて出ることができた。すごく楽しかったし、また出てみたい」。来年に向けては「映画やアニメの声優をやってみたい。声優をやる感性や間がすべて歌に生きてくるんです。今、自分でもすごくまろやかな声が出ているし、歌いたくてしょうがない。昭和、平成の名曲を令和の時代に生かすのが自分の役目だと思っています。必要とされている限り、できるだけ長く、頑張って歌い続けます」と憧れの裕次郎さんの墓前で誓った。