山形市、ラーメン店紹介サイトを強化 多言語表示、デジタルマップ導入
山形市は、市内のラーメン店などを紹介するポータルサイト「#推しメンやまがた」の機能を強化し、多言語表示と、店舗を選びやすくするデジタルマップを導入した。ラーメンを通じたインバウンド(訪日客)誘客の促進や観光の回遊性を高める狙い。 サイトには193のラーメン提供店を掲載している。外国人観光客が日本で食べたい物の上位に入ることを踏まえ、外国語の表記に切り替えられるようにした。英語と、来訪者が多い台湾の人のために繁体字のバージョンを設けた。 デジタルマップは、利用者の現在地と目的地の場所を一目で分かるようにし、「旅行日程に合う店を見つけたい」などのニーズに応える。「味」「麺の太さ」から地図に表示する店舗を絞り込むことができる。 総務省の家計調査で、山形市が中華そばの消費額全国トップに返り咲いたことを記念し、市は2023年2月に「ラーメンの聖地宣言」を行った。翌月に「#推しメンやまがた」を開設し、山形のラーメンの魅力を広く発信している。
市ブランド戦略課は、同サイトを活用し効率的に旅程を組んでもらい、蔵王などへの誘客にもつなげたいとする。また訪日客だけでなく「市民が新たな店を“発見”する機会を提供したい」としている。