小祝さくら「眠くてあくび」でも6打差の単独首位 異例の月曜日決戦で勝てば生涯獲得賞金7億円突破/国内女子ゴルフ
アース・モンダミンカップ第4日(23日、千葉・カメリアヒルズCC=6688ヤード、パー72)降雨によるコースコンディション不良でサスペンデッドとなった第3ラウンド(R)の残りを行い、残り11ホールから競技を再開した小祝さくら(26)=ニトリ=が65で回り、通算15アンダーで単独首位に立った。高橋彩華(25)=東芝=ら3人が6打差の2位。大会は規定の72ホールの完遂を目指し、24日に最終Rが行われる。予備日が使われるのは2021年「日本女子オープン」以来4度目。この大会は20年にも最終Rを予備日に行った。 【写真】降雨で水がたまる練習エリア。アース・モンダミンカップは月曜に最終R 前日は日没まで25ホールをプレー。この日は午前3時に起きたが、競技再開は2度の変更で6時間遅れの午後1時。やまない雨に振り回されながら、小祝が2日がかりの第3Rで65を出し、今季2勝目に王手をかけた。 「朝の練習は眠くてあくびが止まらなかった。4時50分にコースに来て、スタートが遅れたのを知ったので、お風呂場で寝たりしていました」 再開直後の8番(パー5)で1メートルを沈めるなど11ホールで4バーディー。日付が変わっても勢いは止まらなかった。当初は第3R後に引き続き行われるはずだった最終Rは予備日開催が決まった。国内でメジャー以外では規定ホールの完遂を目指す唯一の大会。他の大会なら、競技短縮でツアー通算11勝目はこの日で決まっていたが、「自分たちは決められたところで頑張るだけだから、そういうことは思わない。4ラウンドできるのはうれしい」と、百点満点の答えだった。 6打のリードで迎える月曜日決戦。優勝して賞金5400万円をつかめば、史上3番目の若さで生涯獲得賞金は7億円を突破する。(臼杵孝志)