強豪相手に持ち味を見せつけた山中翔斗 「エゴを出さなければ代表に呼ばれた意味がない」【フットサル日本代表】
日本代表は12月14日、国際親善試合でアルゼンチン代表と対戦した。開始4分で先制点を決められたものの、最後残り1分で追いつき、2016年のワールドカップ優勝国に1-1で引き分けた。 【映像】名門バルセロナで日本人選手がピッチに立った瞬間! この試合で国内での代表戦に初めて出場したにも関わらず、2217人の観客の前で積極的に仕掛ける姿勢を見せた山中翔斗。 試合を終え、山中に話を聞いた。
帯広ではドリブルから得点を
──今日アルゼンチン戦ではかなり長い時間出場していましたが、いかがでしたか。 世界の強度を感じられたのは、本当に大きいと思っています。 ──第2ピリオドで左サイドに入った時にミドルシュートを打っていましたが、出場するタイミングで打とうと考えていたのでしょうか? 自分の武器はドリブルからのシュートだというのは前からずっと言っていますが、世界と戦うタイミングが少ないなかでこういうところで自分のエゴを出していかないと、呼ばれた意味がないと思ってます。そういう意味では今日、ドリブルからシュートまで持っていくという自分の形は通用したんじゃないかなと思っています。 ──アルゼンチンという強豪と戦ってみて、課題だと感じた部分はどこですか? 相手はプレスの強度がすごく速く、強いとわかっていたんですけれど、その中でプレス回避がうまくできませんでした。自分たちがディフェンスをする強度や走力もまだまだ足りないなというのは、改めて実感することができました。 ──アルゼンチンの守備は固かった? そうですね。前からのプレッシャーが速いのは、ミーティングでも警戒していました。ただそれを知った上でも、ああやってボールを取られてしまうのは、まだまだ自分たちのインテンシティが足りなかったと思います。 ──ほぼ満員の会場で初の国内代表戦を戦ってみていかがでした。 やる前から「チケット完売」というのは知らされていました。改めてピッチに立って、最高の雰囲気でやれたことは、自分の中で大きな宝物です。そこで勝ちたかったのが本音ですけど、こういう試合も経験していかないと、代表というのは残っていけないと思います。次は帯広があるので、そこでは絶対に勝てるように頑張っていきたいと思います。 ──今日みせたドリブルシュート、帯広で決める自信はありますか。 はい、あります。