【飛び込み】玉井陸斗「中国選手に勝てたのはよかった」仏OP優勝でパリ五輪金へ手応え
男子高飛び込みの玉井陸斗(17=JSS宝塚)が、パリでの金獲得を誓った。12日、優勝したパリ・オリンピック(五輪)テスト大会を兼ねたフランス・オープンから帰国。「(本番に向けて)いい流れをつくれた」と、東京に続く2大会連続の五輪舞台へ手応えをつかんだ。 同大会は、五輪本番と同じパリ郊外サンドニに新設されたアクアティクスセンターで開催。500・55点という得点には満足せずも、東京五輪金の曹縁(中国)を2位に抑えて制した。「優勝は優勝。中国の選手にも勝てたのはよかった」と前向きに捉えた。 昨夏の世界選手権は腰痛のため、決勝全6本中1本しか飛べず。現在も完治はしていないが「今はあまり気にならない」と順調に回復する。昨年9月からは、再発防止のため腰の負担を軽減する新フォームに着手。体にもなじんで違和感なく飛べるようになっており、「継続していい演技ができている。オリンピックに向けて崩さないように練習できたら」と引き締めた。 大舞台での目標は550点超え。「そこを目指して金メダルを取りにいきたい」と力を込めた。上り調子で、再びパリへ向かう。【竹本穂乃加】