《ブラジル》青森県慶祝団が友好姉妹SC州知事訪問=小谷副知事「ぜひ青森県に来て」
在伯青森県人会関係者と同県人会創立70周年行事の為に来伯した小谷知也青森県副知事(和歌山県・45歳)ら慶祝団9人は、式典翌日の10月21日にサンタカタリーナ州知事公邸(Casa d’Agronômica)に訪問し、同州知事のジョルジーニョ・メロ氏(Jorginho Mello)と新しい経済交流の展望などについて対談した。当日は、林禎二駐ブラジル日本国特命全権大使も同席した。
サンタカタリーナ州は青森県とゆかりが深い。例えば、同州の気候がりんご栽培に適していることからブラジルでも有名な「ふじりんご」を栽培する為に、1979年に当時の『青森県農業試験場』(現在は地方独立行政法人青森県産業技術センターの農林総合研究所)からJICAを通じて同州へりんご栽培技術専門家派遣が行われ、1980年10月には友好姉妹提携が締結されている。 ジョルジーニョ知事は、「日本からはるばるきていただいた青森県の慶祝団を心から歓迎いたします。日伯間の強固な団結力を改めて再確認しました」と述べた。 また、対談の中で同知事は林大使に、今年5月に同州やリオ・グランデ・ド・スル州で甚大な被害をだした豪雨災害への洪水対策プロジェクト継続を日本政府が負担して行うことが決定したことに対して、「JICAを通じて州に協力してくれることは、とてもありがたく、心より感謝しています。この活動により将来水害などがあった時も大きな役割を果たすと思います」とコメントした。 対談の最後には、小谷青森県副知事がジョルジーニョ知事に、「姉妹都市間の交流をさらに深める為に、知事におかれては青森県に来ていただいた際には歓迎したいと思います」と述べた。