東日本国際大、延長で上武大を下し2年ぶりの4強入り/大学野球選手権
全日本大学野球選手権第4日(13日、上武大3-4東日本国際大、準々決勝、神宮)東日本国際大は延長十回タイブレークの末、上武大に4―3で勝ち、2年ぶりに準決勝に進んだ。 東日本国際大は十回無死満塁で森川大輝外野手(2年、青森山田)の右犠飛で勝ち越すと、3連投の藤井優矢投手(4年、角館)が無死一、二塁での投前バントをワンバウンドで捕球し、素早い送球で1-5-4の併殺で仕留め、最後の打者も抑えた。 決勝犠飛の森川は「外のボールを踏み込んで打っていこうと思った。カット系のボールで、距離も出ていなかったので点が入るかどうかと思った」とホッとした表情。藤井は十回、打者がプロ注目の荒巻悠内野手(4年、祐誠)だっただけに「バントしてくれれば、と思っていて、結果が(併殺で)よかった」と胸をなでおろした。 藤木豊監督は、「裏(上武大)が荒巻からだから、こっちが先に何点とれるかだから、バントせずに黒田、森川の看板選手に打たせていくだけと思った。1点だけだったけど、裏が打ってこなかったし、うまく藤井が処理して、勝ててよかった」と笑顔を見せた。 敗れた上武大・谷口英規監督は、「チームプレーを徹底と、荒巻からでもバントだった。その結果で、技術的なものもあるし、やり直し。相手の藤井君は3連投だったが、(攻略は)難しかった」と話した。