「ラストの代表だと思って自分はプレーしていた」 馬瓜エブリンが全敗に涙 ホーバスHCが健闘をたたえる
◇パリオリンピック2024 バスケットボール 女子 予選リーグ グループC ベルギー85-58日本(大会10日目=日本時間4日) 【画像】女子バスケ予選リーグ順位表 日本に勝利したベルギーが得失点差で準々決勝進出 東京オリンピック銀メダルの日本は2大会連続のメダルを目指しましたが、予選リーグ第3戦でベルギーに27点差をつけられての敗戦。3連敗で大会を終え、予選リーグ突破とはなりませんでした。 試合後、インタビューに応じた馬瓜エブリン選手は「率直に今大会に関してはすごく悔しかったとは思いますけど、この3試合ですべての価値が決まるってわけではなくて、本当にみんなが準備してきたことは間違いなく、良い準備はしてきたと思う。このタイミングで力を出し切れなかったかもしれないですけど、良い経験をさせてもらいました」と心境を明かしました。 銀メダルを獲得した前回の東京五輪でも大活躍したエブリン選手。予選敗退となった今大会を「本当に走り勝つシューター軍団というところを目指して、みんな昼夜問わず本当にたくさん努力してきて、その努力がつらいときでもみんなでプレーできたことに関してはすごく良いチームだったなと思います」とコメント。 さらに、「自分自身今回、これ関係者に怒られるかもしれないんですけど、ラストの代表だと思って自分はプレーしていたので、すごくさみしいなという気持ちにはなりました」と話しました。パリ五輪最後の試合となったベルギー戦については「ドイツ戦終わった後にですね、たくさんの『エブリンは楽しそうにプレーしてほしい』というメッセージをたくさんいただいた」と口にすると、エブリン選手の目には涙があふれ出します。 「最後はちゃんとみんなのことを鼓舞できたかなと自分は思っています。オリンピックね、つらいところもあったけど、それ以上にここに立てたという誇りは間違いなく、良い大会だったと思います」と涙を流しながらも笑顔を浮かべて話しました。 試合後エブリン選手の元へ、東京オリンピック時代の指揮官トム・ホーバスHC(現男子日本代表ヘッドコーチ)がスタンドから近寄って来ます。するとエブリン選手の健闘をたたえるかのようなハグ。さらにはホーバスHCと会話をするなど交流。エブリン選手の目には、またも涙があふれ出しました。