内藤哲也、ジェイク・リーとの一騎打ちへ決意「能登半島の皆様へ“大合唱”という名のエールを送りましょう」…6・15「ALL TOGETHER」
新日本プロレスは14日、札幌市の北海道立総合体育センター 北海きたえーる2階大研修室・講堂で「ALL TOGETHER in SAPPORO ~能登半島復興支援チャリティ大会~」のメインイベントで行われるスペシャルシングルマッチ「内藤哲也 vs ジェイク・リー」の公開会見を行った。 ジェイクは「焦んな、みなさん! 焦らないで欲しい。そしてこの言葉はとても良い響きをする言葉だ。何事も焦っちゃいけない。“焦りは禁物”っていう言葉があるくらいだから。みなさんは日本に住んでいるから、こんな言葉ぐらい知ってよな。だが焦ってはいけないが、危機感は持つべきだ。人間、誰しもがな。人生いつ何が起こるかわからないだろ? そうだろ? だったら自分が人生で何を成し遂げたいのか、常に意識するべきだ。私はこのチャンスを活かして、自分が成すべきことを、成し遂げたいことを実行するだけだ」とコメントした。 一方の内藤は「明日、行われる『ALL TOGETHER』。メインイベントでシングルマッチが行われるのは『ALL TOGETHER』史上、初めてらしいですね。その舞台に立てることをすごく嬉しく思いますよ。対戦相手はジェイク・リー選手。うわさによると、ジェイク・リー選手は北海道出身らしいですね。じゃあ、地元で大金星をあげられるよう、頑張ってくれよ。明日は能登半島復興支援大会。ここ北の大地から、能登半島の皆様へ“大合唱”という名のエールを送りましょうよ。カブロン!」とメッセージを送った。 さらに、記者から互いの印象を聞かれ、ジェイクが「あのブーイングを食らう、あの日々の中からここまで這い上がったんだ。みなさんが手のひらを返してね。そんな中で、それをどう受け止めたかわからないけど。とんでもないメンタルの持ち主だ。そこらへんは尊敬に価する」と明かすと、内藤は「尊敬しているんだってさ。しかも随分と俺のこと知っているようだね。もしかして、俺のファンなの?」と質問。これにジェイクが「お前のファンのわけがないだろう」切り捨てたが内藤は「もしかして本当はLOS INGOBERNABLES de JAPONに入りたかったんじゃないの?」とさらに迫った。ジェイクは「ロス・インゴなんたらこんたらっていうのは、俺からしたらどうでもういいんだよ」と断じたが、内藤はこれに応じずジェイクについて「まあ、リング上での佇まいもそうだし、この姿もそうですし、随分と堂々としているなと。それだけのモノをここ数年で築き上げてきたんだろうな、と思いますし、実際リング上で闘っても、その出た結果は偶然ではなく必然だったんだろうな、と思えるくらいの力強さだったり。うーん……力強さはありますね。しかも雰囲気が何よりも良いなって、俺は思いますよ。まあ彼が、俺の何が嫌いで、何が気に食わないのか、よくわかりませんが、明日俺に敗れ悔しい想いをしながら、また自分のホームリングに帰ってコツコツ、一歩ずつレスラーとしての実績を築き上げていって欲しいですね。そしてまたいつか、俺の目の前に現れる日を楽しみにしていますよ。まあ明日が一旦の区切りになると思うので、悔いのないようすべてを出し切ってください」と挑発するとジェイクは「言ったなコノヤロー!」と立腹した。 さらに内藤が、6・9大阪城ホール大会でIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリー選手に挑戦表明。自身との一騎打ち前に王座奪還へ動いた行動にジェイクは「チャレンジすることは良いことだろ、別に。悪いことじゃない。ただ、求めすぎたら、どちらも手に入れることは出来ない。二兎を追う者はなんとやら、というヤツだ」と断じていた。 今回の「ALL TOGETHER」は、プロレス業界団体による「日本プロレスリング連盟(UJPW)の設立を記念した大会。UJPWには、新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、DDTプロレスリング、ガンバレ☆プロレス、大日本プロレス、DRAGONGATE、スターダム、東京女子プロレスが加盟することが発表されている。札幌大会には新日本、全日本、ノア、DDT、大日本、スターダムの6団体が参加。能登半島の復興を支援するチャリティ大会として行われ興行収益の一部を石川県へ寄付する。 ◆6・15札幌全対戦カード ▼メインイベント・スペシャルシングルマッチ 内藤哲也 VS ジェイク・リー ▼第8試合・6人タッグマッチ 清宮海斗、拳王、アレハンドロ VS ゲイブ・キッド、デビッド・フィンレー、YO―HEY ▼第7試合・10人タッグマッチ 鷹木信吾、辻陽太、高橋ヒロム、BUSHI、ティタン VS ジャック・モリス、アンソニー・グリーン、LJ・クリアリー、クラーク・コナーズ、ドリラ・モロニ― ▼第6試合・スペシャルシングルマッチ 石井智宏 VS マサ北宮 ▼第5試合・6人タッグマッチ 棚橋弘至、丸藤正道、宮原健斗 VS SANADA、タイチ、上村優也 ▼第4試合・6人タッグマッチ 海野翔太、大岩陵平、遠藤哲哉 VS ジェフ・コブ、グレート―O―カーン、樋口和貞 ▼第3試合・タッグマッチ 後藤洋央紀、YOSHI―HASHI VS 関本大介、橋本大地 ▼第2試合・シングルマッチ AZM VS スターライト・キッド ▼第1試合・6人タッグマッチ ザック・セイバーJr.、ロビー・イーグルス、藤田晃生 VS 佐々木憂流迦、HAYATA、大和田侑
報知新聞社