ピーター・ヤーロウさん死去…「風に吹かれて」カバー、60年代に日本にフォークブーム
【ニューヨーク=金子靖志】米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、米フォークグループ「ピーター、ポール&マリー」で活躍したピーター・ヤーロウさんが7日、膀胱(ぼうこう)がんのためニューヨーク市内の自宅で亡くなった。86歳だった。
同紙によると、両親はウクライナからのユダヤ人移民で、ニューヨークで生まれた。大学卒業後、「ピーター、ポール&マリー」を結成。オリジナル曲「パフ」のほか、米国の歌手ボブ・ディランさんの「風に吹かれて」のカバー曲が世界的にヒットした。ベトナム反戦や公民権運動の活動にも取り組み、1960年代を象徴するグループとなった。
度々来日公演を行い、3人に憧れてギターを手に歌う若者が続出。日本でもフォークブームを巻き起こした。