J1全20クラブ補強評価ランキング1位~10位。大型補強に成功!? 期待感高まるクラブは…
6位:FC町田ゼルビア 圧倒的な強さでJ2を制したFC町田ゼルビアは、期限付き移籍からの復帰も含めて19人の新戦力を迎えて2024シーズンに臨む。 昨季の正GKポープ・ウィリアムは横浜F・マリノスに移籍したが、東京五輪でU-24日本代表の正GKを務めた谷晃生を期限付き移籍で、水戸ホーリーホックの正GKだった山口瑠伊を完全移籍で獲得し、レベルアップに成功した。さらに、昌子源の獲得は最終ラインのクオリティを1段階上げてくれるはずだ。 中盤にはJ1での経験豊富な仙頭啓矢と柴戸海が加わり、昨季期限付き移籍で在籍した荒木駿太は今季から完全移籍することに。左サイドバックの翁長聖は東京ヴェルディに移籍したが、横浜FCから林幸多郎を獲得。藤原優大と松井蓮之はそれぞれ保有元に復帰することになったが、新加入選手との差し引きで考えれば戦力アップに成功したと言えるだろう。 評価を左右するのは韓国人コンビだろうか。FCソウルから加入したナ・サンホは2020シーズンまでFC東京に在籍した元韓国代表で、再び東京の地を踏むことに。また、清水エスパルスから期限付き移籍で加入するオ・セフンも昨季は怪我に泣かされたが、トップフォームを取り戻すことができれば十分に戦力になるはずだ。 GKからFWまで各ポジションに経験豊富、または将来有望な選手を獲得し、パワーアップに成功した。大きな期待感を抱いてJ1初年度に臨む。
5位:FC東京 クラブ創設から四半世紀が経ち、エンブレムを一新して2024シーズンに臨むFC東京。ピーター・クラモフスキー監督が引き続き指揮を執る今季は、クラブと同様にさらなる成長が期待される選手を迎え入れた。 攻撃陣には個性豊かな面々が加わった。昨季リーグ戦29試合に出場した渡邉凌磨が抜けたが、サイドからの打開力に定評のある遠藤渓太、新司令塔候補の荒木遼太郎、フィニッシャーとして期待される小柏剛が加入。左膝半月板損傷から復帰を目指す山下敬大もディエゴ・オリヴェイラが君臨するストライカーのポジションに控える。 中盤には期限付き移籍から復帰した品田愛斗と、アルビレックス新潟から加入した高宇洋が加わった。松木玖生、小泉慶、東慶悟、原川力ら既存の戦力も残留しており、激しいポジション争いが繰り広げられそうだ。 不安があるとすれば最終ラインだろうか。長友佑都や在籍15年目の森重真人はまだまだ活躍してくれるだろうが、彼らを追いやるだけの存在が欲しいところ。明治大学から加入する岡哲平やアルベル元監督がそのポテンシャルを高く評価した東廉太は可能性を感じさせるが、クラモフスキー監督は昨季11位に沈んだクラブを浮上させることができるのだろうか。