松山英樹、ショットが年配男性直撃もサイン入りグローブ渡す神対応 スコアは前半で2つ落とす
<米国男子ゴルフツアー:ZOZOチャンピオンシップ>◇第2日◇25日◇千葉・習志野CC(7079ヤード、パー70)◇賞金総額850万ドル(約12億7500万円)優勝153万ドル(約2億2950万円) 【スコア速報】松山英樹、反撃なるか ZOZOチャンピオンシップ 53位から出た松山英樹(32=LEXUS)は、前半9ホールを終えて2つ落とし、首位と13打差の68位に後退した。パー34のアウトコースを回った前半は、1バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの36で、通算3オーバー。10アンダーで並ぶ首位のエリック・コール、テイラー・ムーア(ともに米国)とは、大きく引き離された。 出だしの1番パー4は、第2打を4メートルのチャンスにつけたが決められず、パーに終わった。だが2番パー4でバーディーを先行。フェアウエーからの第2打を、1メートル足らずにピタリとつけ、見守った大勢のギャラリーの大歓声を浴び、イーブンパーに戻した。勢いに乗りたいところだったが、続く3番パー3は7メートル近いバーディーパットを、わずかに決めきれずに肩を落とした。 すると徐々に流れを失い、伸ばしたいパー5の6番で、フェアウエーからの第2打を林に打ち込み、ボギーとした。8番パー4では、痛恨のダブルボギー。ティーショットを左に曲げると、ボールは座っていた年配男性のギャラリーの右手首に直撃した。当たっていなければ深いラフに打ち込んでいたところ、ボールはファーストカットへ。松山が男性のもとへ「大丈夫ですか? すみません」と駆け寄った。男性が「フェアウエー側にはね返しておきました」と冗談交じりに返すと、松山も笑顔で応じた。そのまま左手に着けていたグローブを外してサインし、男性にプレゼントする神対応を見せた。 ところが、そんな“おじいちゃんアシスト”を生かすことができず、ファーストカットからの第2打は、グリーン手前のラフに打ち込んだ。さらにピンが近い難しいアプローチが求められるシチュエーションで放った、ウエッジショットがクリーンヒット。ボールはグリーンを飛び越えて、反対側のラフまで飛んでいく“ホームラン”という、信じられないミスが飛び出した。百戦錬磨の松山も、さすがに眉間に手を当て“考える人”のポーズになって、しばらく動けなくなった。180度反対から打った第4打のアプローチショットは、2メートルに寄せたが、ボギーパットを決めきれず、一気に2つ落として苦しい展開となった。