【速報】斎藤知事パワハラ疑惑 知事への出頭要請は8月30日に決定 第4回の「百条委」知事含む11人に要請へ 一部職員の尋問は非公開に
兵庫県の斎藤元彦知事(46)のパワハラ疑惑などを調査する4回目の「百条委員会」が行われ、知事への出頭要請が8月30日に決まりました。 兵庫県の斎藤元彦知事をめぐっては、今年3月に県の元幹部(60)が「パワハラ」や「おねだり」など7つの疑惑を告発する文書を配布。知事は当初疑惑について否定していましたが、文書の内容に一部事実があったことが判明し、百条委員会が設置され調査が行われています。 2日午前に開かれた4回目の委員会では、知事のパワハラ疑惑に関する証人尋問の日程などが話し合われ、知事への出頭要請が8月30日に正式に決まりました。23日には職員6人への尋問も行われ、斎藤知事を含む11人に出頭を要請するということです。 一部の職員らへの証人尋問については非公開とし、公開される尋問についても、パーティションで区切れるなどしてプライバシーへの配慮が行われることも決まりました。 さらに、知事や職員に対しても今回の疑惑に関係する資料の提出も求めることも決まりました。
兵庫県の斎藤知事をめぐっては、今年3月、県の元幹部(60)が報道機関などに文書を配布してのパワハラや“おねだり体質”などの疑惑について告発し、斎藤知事は当初「事実無根、ウソ八百」などと否定。元幹部は4月に県の公益通報窓口通報しましたが、県は告発文書について「核心的な部分は事実でない」と、県は今年5月に元幹部を停職3か月の懲戒処分にしました。 しかし、文書の一部に事実があったことが判明し、疑惑を調査するため51年ぶりに百条委員会が議会に設置されました。 百条委員会での調査が進められる中、7月7日告発文書を作成した元局長が亡くなりました。これまでに百条委員会には、告発した元幹部が残した陳述書や「ワインをちょっとまだ私は飲んでいないので ぜひまた」「この間はイチゴ、ジャム、塩はあれですけど また折を見て よろしくお願いします」といった内容で、西部の上郡町を訪れた斎藤知事が、特産品のワインについて関係者らと交わしたやり取りされた際の音声データなどが提出されていました。 県の人事課は、百条委員会から出頭を要請された職員が職務上の秘密を含む内容を証言する場合や、勤務時間中にアンケートに回答する場合は『所属部署の上司に対して事前に申請し承認が必要』としていましたが、その後申請し承認の手続きを不要にすることが決まっていました。