中国地方17選挙区に56人準備 野党共闘進まず与野党一騎打ちは2選挙区か 衆院選15日公示
小選挙区の区割り変更後で初の衆院選が15日に公示される。27日の投開票へ向け、自民党派閥の裏金事件で失われた政治の信頼回復などを争点に、各候補者が論戦を展開する。中国地方5県の全17選挙区には計56人が立候補を予定している。 【地図】中国地方の小選挙区 中国地方は広島、山口、岡山の3県で選挙区数が各1減となる。中国新聞の調べでは、立候補予定者数の党派別は自民党16人▽立憲民主党14人▽日本維新の会5人▽公明党1人▽共産党15人▽国民民主党3人▽無所属2人。前元新別では、前職が22人、元職が2人、新人が32人となる。 与野党一騎打ちの構図は、広島4区、山口2区の2選挙区にとどまる。2021年の前回選では全20選挙区のうち12選挙区で野党候補が1人だった。一方、今回は全17選挙区のうち13選挙区で立民と共産の候補者が競合し、「野党共闘」は進まなかった。
中国新聞社