ピークの2013-14シーズンからはセーブ率が落ちている “38歳”のバイエルン守護神ノイアーに衰えはあるか
後継者となるGKはまだいない
国内リーグでは着実に勝ち点を重ねているバイエルンだが、ヴァンサン・コンパニ率いる今のチームはチャンピオンズリーグでも上位を目指せるのだろうか。 CLの方ではアストン・ヴィラに0-1、バルセロナに1-4で敗れるなど、勝ち点をこぼしている。その中で独『Bavarian Football Works』が気にかけているのは、38歳を迎えている守護神マヌエル・ノイアーのセービング率だ。 コンパニはノイアーを信頼しているが、今季のノイアーのセービング率は53.3%まで低下している。キャリアの中でもピークと言える2012-13シーズンあたりの数字に比べると、数字そのものは低下している。 2012-13シーズンは79.6%、2013-14シーズンは80.2%、2014-15シーズンは79.8%と続いており、このあたりがノイアーにとっての全盛期と言えるだろうか。 独『Sport1』にて、ノイアー自身はこうした批判について「批判は気にしていない。失点に関しては、常にチャンスの質が問題になる。だから統計は重要ではなく、それぞれの状況を考えることが重要だ。僕自身の調子は良いと思う」と前向きなコメントを残している。 今のところバイエルンにノイアーの後継者となるGKは見当たらない。コンパニはこのままノイアーを1番手に据えて戦っていくはずだが、最高峰の舞台となるチャンピオンズリーグの戦いでは守勢に回る機会も増えるかもしれない。その際にノイアーがどこまで対応できるのかは気になるポイントだ。
構成/ザ・ワールド編集部