京都市内の男性が特殊詐欺被害 約1億円分の「金塊」だまし取られる
京都市上京区の自営業の男性が、警察官や検察官を名乗る男らから逮捕状が出ているなどと、うその電話を受け、およそ1億円分の金塊などをだまし取られていたことが分かりました。 上京警察署によりますと、ことし6月下旬ごろ、京都市上京区の69歳の織物業の男性のもとに、携帯電話会社を名乗る男から「電話がかけられなくなるのでショップに電話をかけてください」と電話がありました。その後、男性はショップの店員を名乗る男から、男性名義の携帯電話が迷惑電話をかけているので警察に電話をするよう指示され、さらに警察を名乗る男が「あなたに金融詐欺の逮捕状が出ている。身の潔白を証明するために資産を提出してほしい」などと説明したうえで、SNSを通じ、偽の逮捕状の画像を送信してきたということです。 男性は、そのあとに紹介された検察官を名乗る男から資産を金塊に換えるよう指示され、先月17日、自宅の玄関に置いた金塊11点あわせておよそ1億円分を持ち去られたということです。さらに後日、男性は男らから指示されて上京区の公園に置いた現金およそ668万円もだまし取られていて、警察は、特殊詐欺事件として捜査しています。