【チャンピオンズC】王者レモンポップ逃げ切りで有終の美 坂井「誇りに思います」上位3頭は昨年と全く同じ結果
「チャンピオンズC・G1」(1日、中京) 今回がラストランとなるレモンポップ(牡6歳、美浦・田中博)が1番人気に応える逃げ切りで連覇を決めて、有終の美を飾った。2番人気のウィルソンテソーロが鼻差の2着、内を伸びた9番人気のドゥラエレーデが3着に入り、くしくも上位3頭が昨年と全く同じ結果となった。勝ちタイムは1分50秒1(良)。 【写真】誇らしげにガッツポーズする坂井 口角グイグイ上げ 1枠2番からのスタートとなったレモンポップは好発進から主導権を譲らず直線へ。昨年同様にウィルソンテソーロが直線で猛然と追い込んできたが、鼻差しのいだ。 力強い逃げ切りで連覇を導いた坂井瑠星騎手は「勝って引退式をできたら最高だと思っていました。最高の結果になりました」と喜びをかみしめた。「ロスなく行きたいと思ったので主張していきました。来るなら来いと。昨年と同じイメージで乗りました。僕はいつも通り乗っていただけ。最後まで頑張ってくれた馬の力で勝てました」と振り返った。 初コンビを組んだ昨年のフェブラリーSでG1制覇へ導き、その後は国内でのG1級競走を6戦6勝。「その背中にいたことを誇りに思います。この2年、僕の中心にいた馬です。これからも忘れることのない一頭になりました」とラストランを終えた相棒をたたえた。