J1神戸 本拠地最終戦セレモニーで主将交代を聞いたDF山川哲史「めちゃくちゃな驚きはなかった」
◆明治安田J1リーグ▽最終節 神戸3―0湘南(8日・ノエビアスタジアム神戸) 神戸が初優勝を果たした昨季に続き、クラブ史上初の連覇を達成した。試合後の本拠地最終戦セレモニーで、MF山口蛍に主将後任をサプライズで告げられたDF山川哲史が今季を総括し、主将交代を言い渡された心境を明かした。 試合は終始攻めきった神戸が3得点を奪って湘南を下し、クラブ初の快挙を成し遂げた。この日の試合もフル出場した山川はセレモニーで、今季主将を務めた山口から「てつ(DF山川)に引き継いでもらいたいと思う」と突然指名を受けた。 祝勝会後、「(事前に)聞かされていなくて、チーム的にも正式なのか分からないですけれどそう言ってもらえるのはうれしい」と表情を引き締めた。今季はキャプテンマークマークを巻いて試合に出場することもあった次期主将候補筆頭は、風呂場で山口にキャプテンとしての在り方を聞くこともあったという。それだけに「めちゃくちゃな驚きはなかった」と話した。 指名された直後、場内一周の際には山口から「頼んだぞ」とも声をかけられたという山川。「もしキャプテンという役割を与えていただけるのであれば、チームとしてよくない状況になった時にこそ存在感が発揮されると思う。ある程度想定しておく必要がある」と3連覇を狙うチームを引っ張る者としての覚悟を口にした。
報知新聞社