笠利埼灯台からの景色楽しむ 一般公開に144人 奄美大島
奄美海上保安部(大場伊佐大部長)は3日、鹿児島県奄美市笠利町の笠利埼灯台を一般公開した。1日の「灯台記念日」に合わせた恒例の公開。家族連れら144人が来場し、奄美大島最北端の「海の道しるべ」として航海の安全を支える同灯台の内部や、最上部からの美しい海の景色を楽しんだ。 笠利埼灯台は1962年3月31日に初点灯。海抜約60メートルの高さにある灯器は30秒で1回転し、二つのレンズにより15秒に1回発光しているように見える。 最上部にある灯器に加えて、灯台を光らせたり異常を監視したりする管制器や、停電時に使用する蓄電池などの設備が公開された。奄美群島内の灯台や導灯などの航路標識、全国各地のデザイン灯台の写真展示もあった。 奄美市笠利町の児童は「灯台の一番上の場所から、海の景色を眺めることができて楽しかった」と話し、一緒に来場した友人たちも「楽しかった」と笑顔を見せた。同日は海上保安庁の制服試着や海保グッズがもらえるじゃんけん大会などもあり、多くの子どもたちが楽しんだ。