経済評論家・岩本さゆみ氏「今、アメリカの金利は低下、株は上昇、ドルが下落、金は上昇というような流れ」
経済評論家の岩本さゆみ氏が2日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜・前5時)に電話で生出演した。 所属事務所「生島企画室」の会長でパーソナリティーを務める生島ヒロシとの共著「日本経済本当はどうなってる?」(青春出版社)がこの日発売された。 生島が「またマーケットがいろいろと動いてますね」と話すと、岩本氏は「FOMC(米連邦公開市場委員会)の金利そのものは据え置きということで、これは市場の予想通りだったんですけれども、パウエル議長は『次の政策が利上げとなる可能性は少ない』という発言を致しました」と述べ「今、アメリカの金利は低下、株は上昇、ドルが下落、金は上昇というような流れになっています」と解説した。 これに対して生島が「今週騒がれた、日銀が5兆円規模の為替介入したんじゃないかということなんですが、この辺、詳しく教えてもらいたい」と質問した。 岩本氏は「円安の局面では、勢いを止めるためにドルを売って円を買うという介入をしますが、おそらく4月のゴールデンウィーク中ですね。皆様がお休み気分だったところで、日銀が160円見た瞬間にドル売り円買い介入をしたんじゃないかと。介入するとその分、市場のお金がズレたりするんですね」と述べ「円買い介入を行ったんだなという風にみんなみてますよということでございます」と明解に答えた。 そのほか、日本はドル資産があるが国の借金が強調される理由などについてトークした。
報知新聞社