【大学野球】早大・高橋煌稀が大学初の神宮マウンド「レベルの高さを感じました」仙台育英では2年夏優勝&3年夏準Vに貢献
◇社会人野球・東京六大学野球対抗戦 JR東日本6-1早大(2日・神宮) 仙台育英(宮城)の主力投手として22年夏の甲子園優勝、23年春のセンバツ8強、同年夏の甲子園準優勝に貢献し、U-18侍ジャパン高校日本代表として初の世界一にも尽力した高橋煌稀投手(1年)が早大入学後、初めて神宮のマウンドに立った。 1-4で迎えた8回2死二、三塁のピンチで4番手救援。代打の大城悠也に左越えの2点二塁打を打たれるホロ苦デビューとなった。続く小藤翼にも四球を与えたが、金子莉久を遊ゴロに仕留めた。 「2死からの登板だったので、とにかく丁寧に丁寧に…だったんですが、少し開き気味になってしまい、球も行かずという状態だった。これまではストレートでファウルを取れていたのが、しっかり捉えられた。レベルの高さを感じました。これから自分の成長する糧にしたい」と反省した。 神宮のマウンドは高2の秋、22年11月21日の明治神宮大会準決勝・大阪桐蔭戦以来498日ぶり。「硬さも慣れていなかったので、これから調整していきたい」と語った。 この日は高校日本代表でチームメートだった安田虎汰郎(1年)=日大三=もマウンドに立ち、小3からずっと同じチームで、仙台育英でもバッテリーを組んだ尾形樹人捕手(1年)もベンチ入りした。「1年生らしく、堂々と投げていければ」と意気込んだ高橋。4月13日に開幕する春季リーグ戦。その力が必要とされる瞬間がこの春、きっと訪れる。(加藤 弘士)
報知新聞社