全盛期を迎えたバレッラ

小柄ながら豪快なシュートも決める　photo/Getty Images

元イタリア代表のルイジ・ディ・ビアジョ氏が、アルバニア戦の勝利の立役者ニコロ・バレッラに対して、世界最高のMFと言われた2人の選手と比較して大絶賛した。 ［動画］イタリアvsアルバニア　ハイライト 報じた『Football Italia』によると、ディ・ビアジョ氏は「バレッラは中央でプレイしていた以前のデ・ブライネと、終盤でも走り続けることができた以前のクロースを合わせたような選手だ」と褒めると、このインテルのミッドフィルダーが大きな成長を遂げたことに対して最大級の褒め言葉を使った。 「私はニコロを15歳以下のユースの頃から知っているし、U-16から指導もした。私は彼のことを『元気な子』と呼び、与えられた役割以上のプレイを行って失敗することもあったが、今ではそのおかげでどんな役割でもこなせる選手になった。完璧なサッカー選手だ」 さらにディ・ビアジョ氏は「彼は今ではハイレベルな試合を300～400もプレイし、選手として成熟してきている」とその根拠を挙げ、「次戦もアルバニア戦と同様に彼を2人組のミッドフィルダーとして起用すると思う」とイタリア代表に欠かせない存在であることを示唆した。 バレッラは、今シーズンは所属クラブのインテルでセリエAのタイトルを獲得し、契約を2029年まで延長した。ディ・ビアジョ氏の言葉を借りるなら、全盛期を迎えている彼のプレイでどこまでイタリア代表の勝利に貢献できるのか、その活躍が期待される。次戦はグループリーグ突破に向けた大一番のスペイン戦。バレッラの躍動する姿に注目だ。