アルファ ロメオ「スパイダー」とフィアット「124スパイダー」オーナーに朗報!「ピニンファリーナ・クラシケ」が開始されました
ピニンファリーナの“お墨付き”が与えられる
クラシックカー・ビジネスに、新たにイタリアの老舗カロッツェリアのピニンファリーナが参入することになりました。フェラーリの「レッドブック」はあまりに有名ですが、ピニンファリーナによって生産されたクラシックカーに特化した認証プログラム「ピニンファリーナ・クラシケ」が始まります。詳しくお伝えしましょう。 【画像】初公開!? ピニンファリーナの偉大なる歴史を知る資料画像を見る(17枚)
フェラーリは「レッドブック」で知られる
クラシックカーの人気。それは今もなお収まるところを知らない。中でもそのモデルを生産したメーカー自身が、それが正しく新車の状態を維持していることを証明し、さらには高水準でのレストアを施すビジネスは、ここ最近多くのメーカーが採用している。 その存在を最初に広く知らしめたのはフェラーリの「クラシケ」部門で、エンツォ・フェラーリの子息であるピエロ・フェラーリを代表とするフェラーリ・クラシケは、シャシーやエンジン、トランスミッションなどのナンバーが新車時とマッチングしているかどうかに始まり、ボディカラーや内装色など、さまざまな部分にまで厳しいチェックが入る。 そして正真正銘、それが新車生産時の状態に間違いないと認められると、通称「レッドブック」と呼ばれる認定書がカスタマーに贈られ、それは売買価格にさらなるバリューを生み出すのだ。同様のクラッシック部門は、長い伝統を持つスーパースポーツやプレミアムカーのブランドでは、もはや珍しい存在ではなくなった。 このクラシックカー・ビジネスに、新たにピニンファリーナが参入することになった。ピニンファリーナといえば、一時は多くのクライアントを持ち、常に純粋さ、エレガンス、そして革新という価値を自動車のデザインの中に体現してきたカロッツェリア。その作品の中で最もアイコニックなフェラーリは、ピニンファリーナの歴史を象徴する存在だったと評してもよいだろう。彼らはもちろんフェラーリに限らず、自動車業界の歴史に貢献してきた過去と遺産を大切に扱っている。 そして今回、膨大なアーカイブが修復されたことで、ピニンファリーナの豊かな歴史的遺産を象徴する資料にアクセスすることができるようになったのだという。