ガールズＧＰに出場する車番順に（右から）児玉碧衣、石井貴子、佐藤水菜、坂口楓華、尾崎睦、尾方真生、石井寛子

　優勝賞金１４３０万円（副賞含む）と女王の座をかけた年末の大一番「ガールズグランプリ２０２４」（ＧＧＰ）が２９日１６時３０分、静岡競輪場で行われる。今年実績を残したガールズケイリン７選手が一発勝負の激戦に挑む。 　佐藤水菜は、パリ五輪出場、世界選手権ケイリン金、スプリント銅などナショナルチームのエースとして活躍。国内でも「競輪祭女子王座戦」（１１月、小倉Ｇ１）を制するなど１５戦無敗。世界トップレベルのスピードで無敵を誇っており、ＧＧＰ２連覇を視界に捕らえている。 　児玉碧衣は４月地元・久留米Ｇ１「オールガールズクラシック」で２度目のＧ１制覇。大一番への切符をつかんだが、その後は体調が整わず苦しい一年を過ごしてきた。今年２０Ｖとキャリアハイを更新して賞金ランク１位を突っ走ってきた坂口楓華、６月の岸和田Ｇ１「パールカップ」で初戴冠して大けがからの完全復活を遂げた石井貴子、６年ぶりの出場を果たした尾崎睦、ベテランらしい冷静沈着な走りで７年ぶりの頂点を狙う石井寛子、走りに柔軟性が出てきた尾方真生が出場する。 　◆ガールズグランプリ選考基準　〈１〉Ｇ１（オールガールズクラシック、パールカップ、競輪祭女子王座戦）優勝者〈２〉パリオリンピック自転車競技ケイリン金メダル獲得者（ただし、２０２４年１月から１０月までの期間における平均競走得点順位が上位２０位以内の者）※該当なし〈３〉２４年１月から１１月「競輪祭女子王座戦」最終日までの選考期間における選考用賞金獲得額の上位者から順次選抜（同額の場合は２４年１月から１０月開催までの期間における平均競走得点上位者を上位とする）。