【MLB】ブリュワーズがベテラン左腕ウェイド・マイリーと再契約へ 1年契約で合意間近との報道
米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、ブリュワーズは自軍からFAとなったベテラン左腕ウェイド・マイリーとの再契約に向けて前進しているようだ。シーズン終了後、マイリーは自ら来季の契約オプションを破棄し、バイアウトの100万ドルを受け取ったうえでFAとなっていた。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は「合意間近」であることを報じており、1年契約とみられることを伝えている。
現在37歳のマイリーは5度の2ケタ勝利を含むメジャー通算108勝の実績を誇るベテラン左腕。メジャー13年目の今季は2度の故障離脱があり、23先発で120回1/3しか投げられなかったが、9勝4敗、防御率3.14、79奪三振と健康時は安定したパフォーマンスを見せた。9勝はフレディ・ペラルタ(12勝)とコービン・バーンズ(10勝)に次ぐチーム3位、120回1/3はバーンズ(193回2/3)、ペラルタ(165回2/3)、コリン・レイ(124回2/3)に次ぐチーム4位だった。 ブリュワーズは今季、先発の駒不足に悩まされたが、シーズン終了後に右肩の手術を受けたブランドン・ウッドラフをノンテンダーFAとし、2021年にサイ・ヤング賞を受賞したバーンズにはトレードの噂が絶えず、依然として先発の駒不足は解消されていない。すでにレイと再契約を結んでおり、マイリーとも再契約すれば、バーンズ、ペラルタ、エイドリアン・ハウザー、マイリー、レイで最低限の5枚は揃うものの、それに次ぐ存在がいないことや、バーンズにトレードの可能性があることを考えると、今後も引き続き先発の補強に動くことになるだろう。 なお、ブリュワーズは有望株ジャクソン・チョーリオと8年契約で合意したことが報じられており、ヘイマン記者によると「8年8200万ドル+球団オプション2年」というのが基本条件。チョーリオが出来高の条件をすべてクリアし、2つのオプションも行使された場合、10年間の総額は1億4250万ドルになるという。すでに身体検査も完了しており、早ければ日本時間12月5日にも正式発表される見込みだ。