新型「クラウンパトカー」発見にSNS騒然!? 発売から2年 そもそもパトカーとして“使える”のか?
現行型「クラウンセダン」がパトカー!?
2024年11月14日、X(旧Twitter)にポスト(投稿)された1台のパトカーが自動車ファンのあいだで話題を呼びました。画像に写っていたのは、なんと白と黒の2トーンカラーで塗装され、ルーフ上には赤色灯を載せた現行型(16代目)トヨタ「クラウンセダン」だったのです。 【クラウンセダンもこの一種!?】すべて寄贈の栃木県警「スーパーパトカー」軍団(写真) 投稿主によると撮影場所は某所にあるトヨタ車両流通センター。夜間に車内から撮影したようで、画像がやや不鮮明なこともあり、詳しいことはわかりませんが、「ハイエース」の救急車やトヨタ製乗用車に混ざって佇む「クラウンセダン」のパトカーが捉えられています。 前述したように、ルーフには昇降機なしの赤色灯が取り付けられているものの、車体には「警視庁」などといった所属名のほか、「POLICE」などの文字も入っておらず、ナンバープレートも未装着なことから、どうやら警察への納入前の車体のようです。 パトカーの調達方法には、国の予算である国費購入のほか、各自治体の予算である県費購入、そして個人や民間企業、各種団体が譲渡する、いわゆる寄贈の3種類があります。国費で現行型クラウンが導入されたことはまだないので、おそらくは県費購入かもしくは寄贈でしょう。 どこの都道府県警察に配備されるのかは定かではありませんが、和歌山県警の13代目「ゼロクラウン」や、つい先日引退した山梨県警の7代目日産「セドリック」のように地方警察では、予算の都合でいまだに古い車両を使い続けていることから、県費購入だとすれば、おそらく配備先は予算に比較的余裕がある警視庁や神奈川県警、大阪府警、愛知県警などの大都市圏の警察と考えられます。 寄贈は少々レアケースですが、栃木県警では過去数度にわたって篤志家から高級車のパトカーが寄贈されており、最近ではR35型日産「GT-R」やレクサス「LC500」などの導入例があります。この車両が寄贈だとすれば、地方の県警の可能性もあるでしょう。