映画『正体』主題歌はヨルシカ新曲 横浜流星の“5つの顔”を切り取った本予告&ポスターも
11月29日に公開される横浜流星主演映画『正体』の主題歌がヨルシカの新曲「太陽」に決定し、あわせて本予告と本ポスタービジュアル公開された。 【写真】横浜流星、吉岡里帆、森本慎太郎ら登場のキャラビジュアル 本作は、染井為人による同名小説を映画化するサスペンスエンターテインメント。『余命10年』『青春18×2 君へと続く道』などの藤井道人が監督を務めた。 日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けたが脱走し潜伏を続ける主人公の鏑木(横浜流星)。沙耶香(吉岡里帆)は、東京でフリーライターをしている鏑木が家がないところを助け、一緒に暮らし指名手配犯だと気づくが彼の無実を信じる。和也(森本慎太郎)は、大阪の日雇い労働者として共に工事現場で働く鏑木と親しい友人となるが、犯人ではないかと疑う。舞(山田杏奈)は、長野の介護施設で働く鏑木と出会い恋心を抱く。刑事の又貫(山田孝之)は、潜伏しながら各地に出没し日本を縦断していく鏑木を追う。4人が出会った鏑木は、それぞれまったく違う姿をしていた。4人の視点から描かれる、鏑木の本当の“正体”とは。彼は、凶悪犯なのか、それとも無実の青年なのか。 必死の逃走を繰り広げ、5つの顔を持つ指名手配犯・鏑木を演じるのは、2025年のNHK大河ドラマの主役にも抜擢された横浜。そのほか、吉岡里帆、森本慎太郎(SixTONES)、山田杏奈、山田孝之らが共演に名を連ねた。 あわせて公開された本予告では、殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けるも“ある目的”のために脱走し、姿や顔を変えながら潜伏している主人公の鏑木(横浜流星)が、東京、大阪、長野の各地で出会った人々と交流を深めていく様子が描かれている。沙耶香(吉岡里帆)とはフリーライターとして出会い、和也(森本慎太郎)とは、大阪で日雇い労働者として共に働き、そして舞(山田杏奈)とは、長野の介護施設で共に働き、舞は鏑木への好意をつのらせていく。しかし映像では、刑事・又貫(山田孝之)の捜査網が鏑木に迫り、遂に鏑木を追い詰めた又貫は銃を向けながら「なぜ逃げた、、、?」と問い詰めている様子も確認できる。本ポスタービジュアルでは、逃亡し潜伏し続ける鏑木の“5つの顔”が切り取られたビジュアルに仕上がっている。 また、本作の主題歌が、ヨルシカによる書き下ろし新曲「太陽」に決定。本楽曲は、逃亡を続ける鏑木に優しく寄り添うような歌詞となっており、観終わった者の心に作品の持つメッセージを静かに問いかけてくるような楽曲となっている。「太陽」についてヨルシカは「太陽をモチーフに、陽の光を蝶の羽根に見立てて詩を書きました。今ヨルシカで作りたいものと、映画の共通項を探すところから制作が始まっています。正体という映画の持つ余韻と調和する仕上がりになっていれば幸いです」とコメントを寄せている。 さらに主題歌や本予告について、主演の横浜をはじめとする、吉岡、森本、山田杏奈の4名からはコメントも到着。横浜は「自分も藤井監督も好きなヨルシカさんに引き受けてもらって、この作品のとてもぴったりな、寄り添ってくれる歌を作ってくださって、歌ってくださって本当に感謝しています」と喜びを語った。そして吉岡は、「横浜さんが本当に血のにじむような努力をされていたのを思い出しました。ラストカットのあの表情が忘れられず、鮮明に残っています」、森本は「惹きつけられるいい予告でした。(山田)孝之さんの表情が忘れられないですね」、そして山田杏奈は、「鳥肌が立つくらいいい予告でした。ヨルシカさんの優しい歌声と、流星さんのひたすらに走っている絵にグッとくるものがありました」と期待のコメントを寄せた。 なお、本作のムビチケオンライン券は9月27日より発売開始される。 ヨルシカ(主題歌)コメント 主題歌を務めることになったことについて 他人の作品に関わることの重みをいつも感じています。映画の最後に流れる主題歌は、始まりの一音だけで作品の持つ余韻を消し飛ばしかねないという恐怖があります。この映画の脚本を読んだ時、特にその怖さを感じました。監督との打ち合わせで印象的だったのは「讃美歌」というワードです。受け取ったメッセージを壊さないよう丁寧に作りました。 主題歌「太陽」にこめた想い 太陽をモチーフに、陽の光を蝶の羽根に見立てて詩を書きました。今ヨルシカで作りたいものと、映画の共通項を探すところから制作が始まっています。正体という映画の持つ余韻と調和する仕上がりになっていれば幸いです。
リアルサウンド編集部