枕カバー、トイレの便座よりも汚いという衝撃の事実!【洗濯しないと1週間で何百万もの細菌が繁殖】
暑い夏の夜、寝汗をかいて眠る日々が続く。そんな時、枕カバーがどれほど汚れているかご存知だろうか?専門家によると、枕カバーはわずか1週間で何百万もの細菌が繁殖する場所となり、実はトイレよりも汚いのだという。 <写真>枕カバー、トイレの便座よりも汚いという衝撃の事実!【洗濯しないと1週間で何百万もの細菌が繁殖】 ■枕カバーの汚染の実態 マットレス専門家のレベッカ・スウェインによれば、「平均的なイギリス人は2週間に一度寝具を洗っていますが、これは不十分で、特に枕カバーは毎週洗う必要があります。6平方センチメートルあたり約300万の細菌コロニーが1週間で形成されるため、顔に触れる部分を常に清潔に保つことが重要です」と語る。 ■肌荒れや吹き出物の原因にもなる 一晩で平均500~700mlの汗をかくと、そのうち200ml以上が寝具やパジャマに吸収される。また、毎日5億個の皮膚細胞が剥がれ落ち、その多くが夜間に発生する。これらの細菌や皮脂、死んだ皮膚細胞が枕カバーに蓄積されることで、肌荒れや吹き出物の原因となる。 ■菌の繁殖と健康リスク イギリスのメディア「ウェールズオンライン」の医療部リーダーのギャレス・ナイ博士は、「枕カバーはトイレの便座よりも細菌が多い」と指摘する。さらに、枕カバーには16種類もの真菌と数百万の真菌胞子が存在することが研究で明らかになっている。これらの真菌やダニは、死んだ皮膚細胞を餌にして繁殖し、アレルギーや喘息を引き起こすことがある。 ■すぐにできる5つの予防策 清潔な寝具を保つためには、以下の対策を講じることが重要である: 枕カバーを毎週洗う:60度で洗うことで細菌を効果的に殺菌できる。 枕を年に1~2回洗う:枕も汗や皮脂が染み込んでいるため、定期的に洗うことが必要だ。ただし、洗う前に必ずお手入れ方法を確認しよう。 ポリエステル製の寝具を避ける:ナイ博士は、ポリエステル製の寝具を避け、綿やリネンのシーツを使用することを推奨している。これにより、通気性が良くなり、細菌の繁殖を抑えることができる。 起床後すぐにベッドを整えるのではなく、風通しを良くする:起床後すぐにベッドを整えると湿気がこもり、細菌やダニが繁殖しやすくなる。少し時間を置いてからベッドを整えることで、湿気を逃がし、清潔な状態を保つことができる。 シーツや枕カバーを頻繁に交換する:特に暑い季節には、汗や皮脂が多く分泌されるため、シーツや枕カバーを頻繁に交換することが重要だ。 これらの対策を実践することで、細菌や真菌の繁殖を防ぎ、健康的な睡眠環境を維持することができる。清潔な枕カバーで、安心で快適な眠りを手に入れよう。 出典: Pillowcases can be ‘dirtier than the toilet’ during summer, experts warn The disgusting reason why you should always wash your pillowcases every week 文/山口華恵
山口華恵