“戦争トラウマ”当事者家族が語る集会 12月松戸市で開催
チバテレ(千葉テレビ放送)
太平洋戦争後、復員した元日本兵が心的外傷ストレス障害「PTSD」を抱えるとされる問題で、元日本兵の家族らで作る団体が「戦争トラウマ」で家族が受ける暴力などについて語る集会を開催します。 戦後、祖父がPTSDを抱え、「戦争トラウマ」による暴力を父親が受けていたという大阪大学の教授のほか、県内に住む当事者の家族3人が証言します。 集会の開催に先立ち記者会見した千葉県松戸市の鈴木一正さんは、当事者の家族として、復員後、アルコールに依存し、母親や自分たち兄弟を苦しめた父親について証言する予定で「暴力は連鎖する。戦争の後遺症はいまも続いている」と述べました。 「PTSDの日本兵家族会・寄り添う市民の会ちば」の吉野信次発起人は「戦争トラウマの問題を通じて、戦争をしてはいけないという思いを新たにしてもらえたら」と話しています。 第一回千葉証言集会「戦争トラウマと世代間連鎖」は12月7日午後1時から、松戸市の松戸市民会館で開催されます。
チバテレ(千葉テレビ放送)