【陸上】男子主将の飯塚翔太 意外にも人生初キャプテン「引っ張るより若手に交じって」
パリ五輪を間近に控える7月12日、日本陸連がTEAM JAPAN結団式をオンラインで開き、男女の主将も発表。男子200mの飯塚翔太(ミズノ)、女子やり投の北口榛花(JAL)がそれぞれ選ばれた。 パリ五輪 陸上日本代表選手をチェック! 結団式を終え、飯塚が報道陣の取材に応じた。4大会連続は男女通じて最多タイとなる飯塚。「この結団式を機に、いよいよスタート、これから戦いに行くんだ、と実感が湧きました」と語る。 陸上界や短距離界でも“兄貴分”として慕われる飯塚だが、リレーのリーダーとしての活動はあったものの、実は「中高大とキャプテンをしたことがない」と笑う。そのため、「キャプテンというのは苦手なので、引っ張っていくというよりは、やりやすいフラットな感じで雰囲気を作っていければ」と話す。 初出場は中大時代の12年ロンドン。「そこからキャプテンになるなんて感慨深い」。顔ぶれもどんどん変わり、「同世代がほとんどいなくて、少ないですが、若い世代が混ぜてもらいたい」と笑顔を見せる。 4度出場となるオリンピックについて「平和を祈りながら走る選手もいるし、特別な意義があると思う。五輪は人生経験が豊かになるし、友達も増える。貴重な良い機会にしてほしい」と語り、「コロナ禍後で初の五輪。たくさんのお客さんになると思うので楽しみです」と心待ちにしていた。 パリ五輪の陸上競技は8月1日から11日までの日程で行われる。
月陸編集部